投票の理由
終戦の日の今日はいつの年でも戦争とか命について考えさせられる日だ。
とりわけ、今年は来たる総選挙に向けて、自民党&応援勢力から発せられる「日本」「歴史」「文化」「愛国」「靖国神社」「外交・防衛」といった言葉によってその思いは一入だ。
オイラは仕事柄、日常的に「日本ってなんだろう」と考えざるを得ないし、仕事先で寺社に関わらない場所なんてほとんどない。ちなみに、昨日買った本のタイトルは『仏教考古学事典』だったりする・・・。
でも、事実上の選挙戦に入ってから、麻生氏をはじめとする自民党とそのシンパが発する「わが国」とか「国を愛する」とかいうフレーズにははっきり言って強い違和感を覚えている。なんというか、「愛国」という反対しにくい言葉を自分に都合良く利用しようとする姑息さを感じるんだ。少なくとも、日頃、仕事先の人びと(特に専門家じゃない普通のお爺ちゃんお婆ちゃん)の営為から感じる「日本」とか「愛国」とかは、彼らの口先ほど薄っぺらじゃない。
日頃の言動から、オイラが今の自公政権、とりわけ安倍・麻生政権に批判的なことは読者の皆さんもご存知の通りだけど、無条件に民主党支持というわけでもない。民主党の政治家は、「日本」を「わが国の文化」を、そして「国を愛し、他国と交わる」ということをどう理解し説明するのだろうか? 彼らの多くがあまり語らないそれを、ぜひ聞きたい。
そして、それを聞くために、自分の中の「国」とか「愛国」とかいうものをもう一度確かめてみたい。そう思って、姜 尚中 氏の『愛国の作法』(写真)を仕入れた。海外にルーツを持ちながら日本で生まれ育ち、日本語を母語とする著者が「愛国」をどう語るかを読めば、自分の中に曖昧だが確実に存在する「国」や「愛国」の輪郭が見えてくるかな、と思ったのだ。
そんなおり、ときどき覗いているきっこ さんのところで、一冊の本を見つけた。『冬の兵士』というもので、今月18日発売だとのこと。イラク戦争従軍兵のナマの告白から戦場の真実をうかがい知ることができるのではないかと思っている。
ちまたでは、「マニフェスト」とか「財源」とか「責任力」とかの単語が飛びかっている。それを否定はしないが、今回は「この国」をどうしたいか、という大本のところで投票してみたいと思っている。そのために、まずは姜さんの本を読もうと思うし、特に民主党候補からは「国」についての発言を聞きたい。
そして、最後の十日間で、『冬の兵士』を読み、「国」や「防衛」について、この数年、わが国がしてきた事実(それは多分われわれが知らないこと)を改めて確認して、投票日を迎えたい。
オイラとは別の切り口で選挙を見つめたいと思っている方にも、それぞれの切り口で「これまでの政治がしてきた決断決定と結果」を丁寧に確認することは、ムードに流されない確かな一票のために大切なんじゃないかな、と勧めたい。
とりわけ、今年は来たる総選挙に向けて、自民党&応援勢力から発せられる「日本」「歴史」「文化」「愛国」「靖国神社」「外交・防衛」といった言葉によってその思いは一入だ。
オイラは仕事柄、日常的に「日本ってなんだろう」と考えざるを得ないし、仕事先で寺社に関わらない場所なんてほとんどない。ちなみに、昨日買った本のタイトルは『仏教考古学事典』だったりする・・・。
でも、事実上の選挙戦に入ってから、麻生氏をはじめとする自民党とそのシンパが発する「わが国」とか「国を愛する」とかいうフレーズにははっきり言って強い違和感を覚えている。なんというか、「愛国」という反対しにくい言葉を自分に都合良く利用しようとする姑息さを感じるんだ。少なくとも、日頃、仕事先の人びと(特に専門家じゃない普通のお爺ちゃんお婆ちゃん)の営為から感じる「日本」とか「愛国」とかは、彼らの口先ほど薄っぺらじゃない。
日頃の言動から、オイラが今の自公政権、とりわけ安倍・麻生政権に批判的なことは読者の皆さんもご存知の通りだけど、無条件に民主党支持というわけでもない。民主党の政治家は、「日本」を「わが国の文化」を、そして「国を愛し、他国と交わる」ということをどう理解し説明するのだろうか? 彼らの多くがあまり語らないそれを、ぜひ聞きたい。
そして、それを聞くために、自分の中の「国」とか「愛国」とかいうものをもう一度確かめてみたい。そう思って、姜 尚中 氏の『愛国の作法』(写真)を仕入れた。海外にルーツを持ちながら日本で生まれ育ち、日本語を母語とする著者が「愛国」をどう語るかを読めば、自分の中に曖昧だが確実に存在する「国」や「愛国」の輪郭が見えてくるかな、と思ったのだ。
そんなおり、ときどき覗いているきっこ さんのところで、一冊の本を見つけた。『冬の兵士』というもので、今月18日発売だとのこと。イラク戦争従軍兵のナマの告白から戦場の真実をうかがい知ることができるのではないかと思っている。
ちまたでは、「マニフェスト」とか「財源」とか「責任力」とかの単語が飛びかっている。それを否定はしないが、今回は「この国」をどうしたいか、という大本のところで投票してみたいと思っている。そのために、まずは姜さんの本を読もうと思うし、特に民主党候補からは「国」についての発言を聞きたい。
そして、最後の十日間で、『冬の兵士』を読み、「国」や「防衛」について、この数年、わが国がしてきた事実(それは多分われわれが知らないこと)を改めて確認して、投票日を迎えたい。
オイラとは別の切り口で選挙を見つめたいと思っている方にも、それぞれの切り口で「これまでの政治がしてきた
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テーマ: このままで、いいのか日本
ジャンル: 政治・経済
コメント
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国立の追悼施設の設置を、総選挙の争点にすべき!+ 靖国神社の国営化を考える麻生。
ふと気づけば、8月も半ばを迎え、総選挙の公示日まで
あとわずかに。(・o・)
日本の国民にとって大事な終戦記念日に、何を重要視して
政権政党を選ぶべきか、じっくり考えてみたいものですね。
そして、総選挙の本格スタートを前に、少しでもリベラル&
平?... 日本がアブナイ!【2009/08/16 03:52】
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