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メディアの「魔女裁判」と「科学」という呪文 その2 

このエントリは連続モノですので、ぜひ「その1」からお読みくださいね。

昨日の話題として、ナニかと物議を醸す内閣官房参与のお一人、小佐古敏荘さんが辞任したというニュースがあった。辞意表明のコメントとやらがコレだ。
そう言ってはお気の毒だが、落城寸前の城から逃げ出して「私の本意ではない」と言っている姿にオイラは「美」を感じない。「子供のため」みたいな言い分も、とって付けたみたいでイヤだし、なによりご本人が「学者生命を守るため」だと白状しているのだから世話はない。

ただ、こんな人の言い分でも、東大ブランドをありがたがる相手にはいくらか効果があるだろうから、日本の未来のためにせいぜい使わせてもらうのはやぶさかでない。どれだけ本気か定かでないが、「20mSv(ミリ・シーベルト)」というのは安全だとは言えない、と初めて東大閥からの発言があったわけだ。

さらに、厚生労働省が、累積被曝線量が100mSvに満たない原発作業従事者達たちを「労災」と認定していたことが明らかになった。オイラの手が届いた具体的事例を示す資料はこれだけなので、さらにウラを取る方が望ましいけど、まあサイトの素性からみてウソは書いてないでしょう。
そこで、ゾッとしたのはこの事例だ。ご当人は、中部電浜岡原発で働いて91年に亡くなっている(慢性骨髄性白血病)が、その累積被曝線量は、8年10ヶ月で、わずか50.63mSv なのだ。8年10ヶ月を「106ヶ月」として、50.63をこれで割ると「0.4776415」。こいつを12倍すれば、単純計算だが平均したときの一年間の被曝線量になる。値はなんと 5.73 mSv と出た!
え?! オイラ思わず電卓を二度叩いたけど、非情にも電卓の答えは変わらない。 福島の小学校は20mSv の基準だったよね? 他に10年で74.9mSv 被曝して死亡した事例も記載されていた。

むろん、この方が、9年近い職歴の中で、不幸なアクシデントで50mSvを一気に浴びてしまった可能性もある。しかし、だとすれば、今回の福島では、作業員さんの多くはとっくにこの線量を超えたり、超えようとしているわけで、それでも国は福島の作業員さんの基準を250mSvにするとともに、ここまでの議論で、「100msv以下では、ガンが発生するという科学的根拠はない」と言ってきた。

しかし、他の皆さんも指摘しているように、これらの労災認定事例は、厚生労働省が「これだけの線量でも被曝が原因で白血病になることがあります」と認定している事例なので、国の言っていることはまことに矛盾しているかのように見える。
オイラはそれだけでも完全にアウトだと思うが、実は賢明な(悪賢い)ことに、彼らは「科学的根拠はない」と言っただけで、100mSv 以下でも晩発性放射線障害が出ることを否定はしていない。

「100mSv以下なら安全」であるかのように喧伝してきたのは、実は大メディアなのだ。いわく、「100mSv 以下の被曝でガンが発生することは『科学的』に証明されておらず、ある値(閾値)を超えなければ心配ない」というヤツだ。
しかし、「閾値」がどのくらいなのかは報道されていない。当たり前だ、学者たちも閾値を明確に論証できていない(まだ仮説)のだから。にもかかわらず報道の全ては、「閾値」の存在を前提にしている。こんな馬鹿な話があるだろうか。「閾値」の値とその存在を示した上で、「それ以下なら安心」というのを「科学的態度」というのだろう。心配ないというなら、「何mSv 以下なら絶対大丈夫、被害が出たら我々が補償する」と言ったらいいのに。
なお、低線量の長期の被曝、内部被曝など十分解明されていない部分を報道が無視し続けていることについては、武士の情けでここでは触れない。

ここまで、原発事故に対する大メディアの、妙に沈黙する態度と、明示できない「閾値」を前提にする態度の2点を指摘した。「その3」では、これらについて、先日行われた一見無関係の裁判報道と比べながら、もう少し考えてみたい。
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テーマ: これでいいのか日本
ジャンル: 政治・経済

2011.04.30 Sat 15:21
カテゴリ: ひとりごと
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